親と子の関係とは本当に不思議なものだと思います。
ほとんどのインストラクターは専門的に分野を勉強したからこそ、他人へ教える立場に成長します。
一方で親というのは、特に何かを勉強しようとしまいと、親になるときは親になります。
親は子供を教える立場であると勘違いしてしまいます。
インストラクターの教えを、信用するかどうかは受けてによって選べます。
信仰したいなら受ける、したくないなら受けないという選択ができます。
一方で親子関係においては、子供がその選択をすることはきわめて困難です。
選択の幅を知らないからかも知れませんし、拒否することが恐れ多いのかも知れません。
そのような親子関係で刷り込まれるのが、親の価値観です。
子供は、親の価値観に沿った”よい子”を演じるようになり、
結果として”自分の好き、心地よい”状態がわからなくなってしまいます。
いつの間にか他人の価値観で自分の人生を生きていくようになるのです。
今回は今後親になる方、今子育てに奮闘しているお父さんお母さん、目を通してみてください。
※上記の方々が子育てをする際に、少しでもヒントになればと思って書いております!
決して教育方針等の批判をするつもりで書いているわけではありません!
親にとっての”よい子”
この世に新たな命が生まれたその瞬間から親の価値観という世界が大きく広がっています。
「命名」
こういう子になってほしい、ああいう風になってくれ。
親の思い・願望が入った名前は親の価値観・世界観を反映していますね。
親は子供が”よい”行動をすると褒め、”悪い”行動をすると”叱り”ます。
これは親の価値観における評価基準にすぎず、
子供は親に褒められる行動=よい行動と判断するようになります。
「条件付き関心」が子供に与える影響
良くも悪くも親は自分の価値観に触れる子供の言動に対し
褒めたり、叱ったりしますね。
それを「条件付き関心」といいます。
ある条件にあったときにだけ関心を向けるということです。
この関心が我が子に与える影響は何でしょうか。
子供は、やはり親の関心を引くことに注力をするようになるので、
お父さんお母さんの”良い””悪い”に触れるように自分を繕っていってしますのです。
たとえば、親が「やめなさい」と言えば言うほど、その行動がエスカレートする。
といった事例があげられるのではないでしょうか。
このようにして、いつしか自分の興味関心<親や他人の興味関心で生きていくようになることは多々あります。
子供の興味関心によりそうという考え方
親の「条件付き関心」に触れるように自らを繕う子供は、
いつしか自分の興味関心が何に向くのかわからなくなってしまう、というお話をしていきました。
こうならないためには、やはり
子供自身の興味関心に興味関心を向けることが重要かもしれませんね!
子供がどうしたいのか、子供が何を求めているのか。
その声に耳を傾けることが親の役割なのではと思いました。
親の誰しもはじめは初心者。
実は教えることも躾けることも必要ないのかも知れません。
コメント